松山技研株式会社

HEAT TREATMENT

熱処理事業部

熱処理事業部

熱処理とは

金属を真っ赤になるまで加熱して冷却をすることで、金属の性質を引き出す熱処理。金属を目的に合わせて熱処理をすることで、硬さ、粘り強さ、耐衝撃性、耐摩耗性、耐食性、といった性質が得られます。代表的な熱処理方法として、「焼入れ」「焼戻し」「焼ならし」「焼なまし」がありますが、加熱・冷却の仕方や温度管理によって金属の性質が変わるため、実に奥の深い世界です。

仕事内容

熱処理事業部では、金属部品を加熱・冷却する加工(焼き入れ、焼き戻し、焼ならし、焼なまし)を熱処理専用の機械を用いて行っています。何℃でどのくらいの時間熱処理を行うのかを、金属部品によって考え、機械の操作パネルを使って設定していきます。

機械の操作パネルを使って設定していきます。

熱処理を行う金属部品は、治具と呼ばれる専用のカゴの中に並べて搬送用の機械に載せます。操作パネルから操作することで、搬送用の機械が自動的に設備の前まで移動し、設備の扉が開いて部品を中に入れていきます。以前は熱処理を行う設備に治具を入れるところも手作業でしたが、現在では自動化されています。

熱処理を行う金属部品は、治具と呼ばれる専用のカゴの中に並べて搬送用の機械に載せます。 熱処理を行う金属部品は、治具と呼ばれる専用のカゴの中に並べて搬送用の機械に載せます。

熱処理を行った後は、専用の硬度測定器を用いて硬さを測定し、検査を行います。また部品によっては金属を切断し、表面を磨き、専用の顕微鏡を用いて金属組織が適切に変わったかどうかを確認します。確認後問題なければ出荷となります。

狙った結果が出ていることを確認し出荷となります。 狙った結果が出ていることを確認し出荷となります。

熱処理では温度、時間、加熱・冷却方法など様々な条件があり、金属の材質や目的によって変わります。同じ金属でも熱処理方法を変えると硬く(強く)なったり、やわらかく(粘り強く)なったりします。お客様の要求に応じて様々な条件を設定し、熱処理を行うのが熱処理事業部の仕事です。

熱処理事業部

1日の働き方

交代制で働くため、各週で勤務時間帯が変動します。

熱処理事業部

社員インタビュー

M・Yさん
M・Yさん

(2017年新卒入社)

松山技研に入社した後はどのように仕事をおぼえていきましたか?

最初は金属材料や部品の名前を覚えるために組みつけ出荷から始まりました。そこから、先輩に教えてもらいながら、金属の切断、顕微鏡を使っての検査などを半年ほどかけて出来るようになりました。部品によって切る場所や切り方が変わってくるのでそれを覚えるのが大変でしたね。。。

その後に熱処理設備のオペレーターの業務を覚えました。こちらも、先輩のやっている姿を見て、さらに教えてもらい、一つ一つ覚えていきました。

急いでいると処理設定を間違えたり、処理後の検査を行う際に、切断時の摩擦熱で組織が変わってしまったりすることもあるので、焦らず一つ一つ行うことが大切だと考えています。

休日はどのようにすごされていますか?

ゲームやYoutubeを見て、推しのアイドルのコンサートがある場合は有給を使って行っています!普段は有給を全く使わないのですが、夏はライブやツアーでいろんな場所に行ったので、今年(2023年)はたくさん使いました。

予め報告すれば気軽に有給を使えるので、とても助かっています。もちろん同僚にお土産を買っています笑

バリバリ働いてプライベートも楽しみたい方は表面処理事業部もチェック!
表面処理事業部

他の事業部も見る

現在の事業部:熱処理事業部